大阪府感染症情報センター ものしり講座(3)


ノロウイルス緊急情報

 連日テレビや新聞でノロウイルスのことが報道されています。第1回目にノロウイルス感染についてご紹介しましたが(http://www.iph.pref.osaka.jp/infection/monosiri/1/1.html)、皆さんの周りでも嘔吐と下痢症状で「ノロウイルスの疑い」といわれた方が多かったと思いますが、いったいどれくらい大阪府内で発生しているのでしょう?大阪府内でのノロウイルスの発生状況をお知らせします。

 大阪府で発生したノロウイルスによる集団胃腸炎患者数をグラフにしました。

 昨年の患者数は3199人でしたが、今年は12月17日までに14290人がノロウイルスによる胃腸炎にかかりました。約4.5倍です。発生場所の割合をみると、今年は高齢者施設を中心とした社会福祉施設での発生が全体の52%と半数以上を占めています。また、医療機関が26%と昨年に比べ増加しているのも問題です。これらの発生施設では今後も油断できない状態です。

 感染症は残念ながら完全になくすことはできません。でも、集団の場で感染を最小限に食い止めることは可能です。それにはまず吐物、汚物の処理をルール通りに行いましょう。(http://www.pref.osaka.jp/chiiki/kenkou/kansen/srsv/noro.pdf

 また、ドアノブ、てすり、便座、トイレの手洗い場なども消毒を心がけなければいけない場所です。症状のない人、症状があったが回復した人、症状がある人の順に入浴することも大事です。回復後も1、2週間(これより長い人もいます)は便の中にウイルスがいます。治ったからといっても、数日はお見舞を控えましょう。また胃腸炎の症状が出なくてもうんちの中にウイルスが出ることがあるのも、このウイルスの気をつけなければいけない点です。自分が感染源にならないようつねに手洗いはしっかりしましょう。食事を作るとき、食事前、トイレの後は特に入念に洗い、タオルの共有はやめ使い捨てのペーパータオルで拭きます。そのあとで、手荒れをしにくいアルコール系の消毒薬をスプレーして、15秒程度擦り込むようにするのもよいでしょう。家庭用の塩素系漂白剤での手指の消毒はしないで下さい。

 詳細はノロウイルスに関する緊急情報2(http://www.pref.osaka.jp/fumin/html/11634.html)で知ることができます。

 また、「ノロウイルス対策としてのアルコール系消毒剤(医薬品あるいは医薬部外品)の使用について」(http://www.iph.pref.osaka.jp/infection/monosiri/4/4.html)では使用に関する注意と手洗い方法を掲載しています。

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