大阪府感染症情報センター ものしり講座(6)


大阪で麻しん(はしか)が発生しています!

 麻しん(はしか)は麻しんウイルスによっておこる伝染性の病気です。典型的なものでは発熱と咳や鼻水といったかぜのような症状で始まり、一旦熱がおさまりかけた後に、高熱と発疹が出現します。肺炎や中耳炎などの合併症を起こすことも多く、まれですが、脳炎をおこすこともあります。大阪では平成12年、13年の流行以後、麻しん患者数は減少していましたが、今年になって発生が続いており、第8週(2月19日〜25日)は、豊能ブロックからの報告が増加し4例になっています。麻しんは非常に感染力が強く、患者さんが気付かずに移動する間に流行が拡大することも考えられ、今後他の地域でも油断ができません。

 麻しんは一旦罹ってしまうと特別な治療法はないので予防が大切です。予防にはワクチンが有効で、麻しんワクチンは風しんワクチンとともに、1歳時と小学校入学前の1年間の2回の接種が定期接種として定められています。ワクチンで得られた免疫はだんだん減少し、1回のみの接種では大人になってから麻しん患者さんと接触した時に感染が防御できずに罹ってしまうことがありますので、昨年から2回接種が行われるようになりました。ですから1歳になったらすぐに1回目の接種を、また新入学を控えているお子さんは3月31日までに必ず2回目の接種をお済ませください。定期接種の対象ではない方も、任意で接種を受けることができますので、大人の方でも麻しんに罹ったことが無くまたワクチンも接種したことがないという方は、かかりつけの先生とご相談下さい。

 ワクチンは前もって接種をすませておくことが一番なのですが、患者さんと接触してしまってからでも3日以内に接種すれば症状が出るのを防ぐことができます。ワクチンを済ませていない方で、『一緒に遊んでいた子供の中に麻しんの患者さんがいた』というような場合には、すぐにかかりつけの先生にご相談下さい。

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