レンサ球菌感染症

 レンサ球菌(Genus Streptococcus)というレンサ状につながった球形の細菌による感染症です。
 菌の感染部位によって様々な症状を引きおこし、小児科領域でよく見られるのがA群溶血性レンサ球菌咽頭炎で、その他化膿性疾患として膿痂疹、蜂巣織炎、産褥熱などがあり、菌の産生する発赤毒の作用により全身に発疹が生じることもあります。
 またこの菌に感染した後、リウマチ熱や急性糸球体腎炎などの二次疾患を起こすこともあります。
 さらに、発症機序、病態生理は不明ですが、軟部組織壊死を伴い、敗血症性ショックを来たす劇症型溶血性レンサ球菌感染症(人食いバクテリア症とメディアで報道されることもある)といった重篤な症状を引きおこすこともあります。


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