侵襲性肺炎球菌感染症

 肺炎球菌が引き起こす髄膜炎、肺炎、中耳炎などの感染症のうち、この菌が髄液もしくは血液から検出された感染症のことをいいます。
 小児では不明熱にともなう菌血症(血液中に細菌が存在する状態)と髄膜炎、高齢者では菌血症をともなう肺炎と髄膜炎を発症することが多く、髄膜炎となった場合は適切な治療を行わなければ死に至ることもあります。
 世界的に薬剤耐性菌が増加し治療が困難となったことから、ワクチンが開発されており、国内でも小児・高齢者ともに定期接種化となり普及が進んでいます。
 現在のワクチンは肺炎球菌のうち、病気を起こしやすい一部のものだけを 防ぐもので、今後どういった肺炎球菌が検出されているかを調べることが重要です。


【リンク】

 届出基準

大阪府で実施しているインフルエンザ菌・肺炎球菌の調査について 2014年8月
 http://www.iph.pref.osaka.jp/merumaga/back/132-2.html
肺炎球菌ワクチンについて  2010年4月
 http://www.iph.pref.osaka.jp/merumaga/back/80-1.html


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