感染性胃腸炎
細菌やウイルスなどの感染によって胃腸炎症状を示す疾患の総称です。
夏場には下痢症状を呈した患児からエンテロウイルスが検出されることがあります。
主なウイルスとしてロタウイルス、ノロウイルス、サポウイルス、アストロウイルス、腸管アデノウイルスがあります。
*ノロウイルス:ノロウイルスは全年齢層に感染し、集団発生や食中毒の原因となります。
「お腹にくる風邪」といわれます。
症状は嘔吐が強く、腹痛、下痢、腹部膨満感、発熱などです。
感染者の吐物、便には大量のウイルスが存在しています。
ロタウイルス:経口的に侵入したロタウイルスは24〜48時間の潜伏期ののち、激しい嘔吐と下痢を発症します。
1日数回の下痢症状は5日間程度続き、その間ウイルスは患者便に大量に排泄されます。
現在は生後6〜24週までに接種するロタウイルスワクチンが受けられます。
【リンク】
大阪府感染症情報センター ノロウイルス関連情報 毎月更新
http://www.iph.pref.osaka.jp/infection/noro/noro.html
小児の下痢症
http://www.iph.pref.osaka.jp/infection/monosiri/18/18.html
ノロウイルスの流行遺伝子型と免疫
http://www.iph.pref.osaka.jp/merumaga/back/134-2.html
ロタウイルスワクチンが開始されました
http://www.iph.pref.osaka.jp/infection/monosiri/37/37.html
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