流行性耳下腺炎

 流行性耳下腺炎は、一般には「おたふくかぜ」としてよく知られています。
 唾液腺の熱感・腫脹・圧痛、嚥下痛が主な症状ですが、多くが軽症で1〜2週間で回復します。
 発症した人の10%程度に合併症として無菌性髄膜炎や、ごく稀に脳炎が起こります。
 また、思春期以降では男性で睾丸炎、女性で卵巣炎が合併することがあります。
 感染は接触または飛沫により起こりますが、特異的な治療法がないため合併症を併発した場合も対症療法が基本となります。
 予防にはワクチンが有効ですが、現在は任意接種となっています。
 学校保健法で出席停止期間が定められています。
 期間は「耳下腺、顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し、かつ全身状態が良好になるまで」です。


【リンク】

厚生労働省
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01-05-27.html

感染研
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k03/k03_35.html

 届出基準



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