ウエストナイル熱

 ウエストナイル熱はウエストナイルウイルス(WNV)を持った蚊に刺されることによって感染し、突然高熱、頭痛、筋肉痛を発症します。
 重症化すれば脳炎に至り亡くなる場合もあります。
 潜伏期間は2日から2週間で、感染した約80%は不顕性感染です。
 感染したヒトから直接他のヒトに感染することはありませんが、輸血や母乳を介して感染する可能性があります。
 現在のところ国内での感染例はありません。
 アフリカ、ヨーロッパ、西アジア、南北アメリカで患者の発生が報告されています。
 感染を予防できるワクチンはありません。
 また、多くの鳥類はWNVを持った蚊に刺されることにより感染し、体内でウイルスを増幅することができます。
 WNV感染で重症化し死に至る鳥類もいれば、無症状のままの鳥類もいます。
 ウエストナイル熱の流行予測のために死亡カラスのWNV検査が実施されています。


【リンク】

大阪府 ウエストナイル熱媒介蚊等の対策について
 http://www.pref.osaka.lg.jp/kankyoeisei/westnilevirus/
ウエストナイル熱の流行予測のための死亡カラス調査
 http://idsc.nih.go.jp/iasr/26/306/dj3069.html


 届出基準

【ニュース(ものしり講座、メルマガ等)】

・ウエストナイル熱(脳炎)
 公衛研ニュース (2004年8月)
 http://www.iph.pref.osaka.jp/news/vol25/news25_2.html
・大阪府ウエストナイル熱対応指針
 メールマガジン第13号 (2004年9月)
 http://www.iph.pref.osaka.jp/merumaga/contents/13-2.html
・ウエストナイル熱を媒介する蚊のサーベイランス
 メールマガジン第10号 (2004年6月)
 http://www.iph.pref.osaka.jp/merumaga/contents/10-1.html


      戻 る