デング熱

 デング熱はデングウイルスを持った蚊に刺されることによって感染します。
 主な媒介蚊はネッタイシマカやヒトスジシマカなどのヤブカです。
 潜伏期間は3〜7日で、突然の発熱に始まり、頭痛(特に眼窩痛)、筋肉痛、関節痛などを伴うことが多く、また発症後3〜4日後に発疹が出現することがあります。
 その後重症化し、デング出血熱になる場合もあります。
 感染したヒトから直接他のヒトに感染することはありません。
 主な流行地は熱帯や亜熱帯の全域で、東南アジア、南アジア、中南米で患者の報告が多く、中国や台湾でも発生がみられます。
 2014年度にはヒトスジシマカが媒介したと考えられる流行が東京の代々木公園を中心に発生しました。
 デング熱の感染を予防できるワクチンはありません。
 同じ蚊媒介性疾患のチクングニア熱と流行地が重なるところが多く臨床症状も似ているため、鑑別診断が必要です。


【リンク】
・デング熱を知っていますか? 合同緊急セミナー資料(2014年10月15日)
http://www.iph.pref.osaka.jp/topics/dengue.htm

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