風疹の流行状況(妊婦は特に注意して下さい)


 大阪府では今年になってから風しん患者が5月31日現在で41例(2010年の報告数は10例)発生しています。4月下旬(2011年第16週)から患者発生が増加傾向にあります。


 (注:地方衛生研究所では、公衆衛生学的見地に基づいて、感染症の早期探知と感染拡大阻止を目的として、麻しん疑い検体で麻しんが陰性の時、その疾病の原因となった他の病原体の検索を行うことがあります。そのため、上記の41症例には、大阪府内で発生届けが出された症例と公衆衛生研究所と堺市衛生研究所での実験室診断で風しん検査が陽性となった症例も含んでいます。)


 下記のグラフは、2011年の第21週までの風しん患者数をブロック別に表示しています。
 大阪市・堺市・北河内・中河内に多く患者発生が見られます。




 報告されている風しん患者は、男女比は2.3倍と男性に高く、年齢の中央値は32歳でした。女性では妊娠する可能性のある年代です。風しんに免疫のない妊婦が妊娠初期から中期に発症すると、先天性風しん症候群(CRS) の発生頻度は、妊娠1 カ月で50%上、2カ月で35%、3カ月で18%、4カ月で8%程度と報告されています。(http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g1/k02_21/k02_21.html
 また、成人でも15%程度不顕性感染があるので、母親が無症状であってもCRS は発生し得ます。ワクチン未接種者は早めに接種しておきましょう。*注意)


*注意)
妊娠中は風しんワクチン接種ができません。風しんに免疫のない妊婦は、出産後に接種しましょう。

以下の方々には風しんワクチン接種を推奨します。

1.妊娠第20週以内の妊婦と同居している家族(特に妊婦が風しんに免疫を有していない場合)
2.医療従事者
3.保育所や学校等に勤務する者
4.風しんワクチン未接種の20代後半〜40代の男女
 「風疹流行および先天性風疹症候群の発生抑制に関する緊急提言」より、一部改変

風疹の患者発生数が増加しています。特に妊婦さんは注意してください! 2011年5月30日

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