大阪府立公衆衛生研究所メールマガジン かわら版@iph

 −第67号− 2009年3月31日発行


3月の感染症

 2009年第12週(3月16日から3月22日)の定点あたり報告数の上位3疾患は、インフルエンザ(9.4)、感染性胃腸炎(7.6)、A群溶連菌咽頭炎(2.0)でした(()内は定点あたり報告数)。インフルエンザは23%、感染性胃腸炎は4%、A群溶レン菌咽頭炎は12%の減少でした。( 平成21年第12週のトピックス 参照)

 感染性胃腸炎は年明け以降大きな増減がなく推移しています。2月以降の病原体定点機関の検体からはノロウイルスGU型が9例、GT型が4例、A群ロタウイルスが5例、アデノウイルス40/41型が3例、サポウイルスが2例検出されています。(3月23日現在)

 インフルエンザは第5週の定点当たり報告数31.3をピークに減少が続いているものの、その減少速度は鈍くまだ5ブロックで定点当たり10を超えています。今シーズンはAH1亜型(ソ連型)、AH3亜型(香港型)、B型のインフルエンザウイルスがともに流行し、2月以降当所で分離されたインフルエンザウイルスはAH1亜型ウイルスが7例、AH3亜型が5例、B型が24例と流行の後期はB型の検出が目立っています(3月25日現在)。

 間もなく新学期を迎えますので、新しく集団生活を送る小児の間で感染症が流行しがちです。ワクチンで予防できる疾患は接種を受けて予防されることをおすすめします。麻しん風しんワクチンを定期接種として受けられるのは1歳時の1年間と小学校就学前の1年間ですが、中学1年生と高校3年生の方にも2012年までの年限付きで、定期接種が行われています。それ以外の年齢でも任意での接種は可能ですが、定期接種の対象者は無料で受けることができますので、必ず年度内に接種を受けてください。

定点*:

 大阪府内の感染症発生動向を把握するために、インフルエンザは305ヶ所、感染性胃腸炎、水痘などの小児科疾患は198ヶ所、流行性角結膜炎などの眼科疾患は52ヶ所の医療機関が定点となって、毎週患者数が報告されています。

(ウイルス課 宮川 広実)


▲ページの先頭へ