大阪府立公衆衛生研究所メールマガジン かわら版@iph

 −第1号− 2003年9月30日発行


ゴミ焼却場職員のダイオキシン類汚染を堆積粉塵中ダイオキシン類濃度で推測

 わが国のダイオキシン類発生の内、焼却施設由来が90%を占めています。そこで働く労働者はダイオキシン類を高濃度に含む焼却灰や集塵灰を取り扱うため、ダイオキシン類曝露が懸念されます。ところが、汚染の指標となる血清中ダイオキシン類の測定は高価でかつ時間がかかり、1年間に測定できる件数に制限があります。労働者の健康を守るためには、調査対象場の優先順位を付ける目安が必要です。そのため、ゴミ焼却場職員に特徴的な1,2,3,4,6,7,8-七塩化ジベンゾフランに注目して13の焼却場において血清中濃度と比較的安く早く測れる堆積粉塵中濃度との関係を調べました。その結果、焼却施設の堆積粉塵中ダイオキシン類濃度を測定すれば、労働者の血中ダイオキシン類濃度測定を含む健康調査を実施することが必要か否かの判断ができることがわかりました。

(生活環境部生活衛生課)


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