大阪府立公衆衛生研究所メールマガジン かわら版@iph

 −第12号− 2004年08月31日発行


大阪府におけるウエストナイル熱に関するサーベイランスについて!

 先日、米国を旅行した沖縄県の女性がウエストナイル熱に似た症状を示し、「日本人第1号か」と関心を集めました。当所では、H15年より大阪府健康づくり感染症課や環境衛生課、保健所と協力して、ウエストナイル熱の大阪への侵入を監視するために、蚊や死亡カラスについてウエストナイル熱の病原体である、ウエストナイルウイルスについての調査を行っています。

 蚊は6月末より大阪府下17箇所にトラップを設置し、2週間に1度蚊を捕集してウイルス検査を行っています。死亡カラスについては、府営公園において、厚生労働省の通知に従い、カラスが複数羽死亡しており、死亡原因が不明で、鮮度が良い状態のとき検査対象とし、主にカラスの脳についてウイルス検査を行っています。

 今年度の調査では、現在(8/25)まで、蚊は2902匹(アカイエカ2127匹、ヒトスジシマカ750匹、コガタアカイエカ23匹、シナハマダラカ1匹、同定不能蚊1匹)、カラスは3羽検査を行いました。全ての検体についてウエストナイルウイルスは検出されませんでした。今後、カラスは随時、蚊は9月末まで調査を続ける予定です。

(ウイルス課 瀧、弓指)


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