大阪府立公衆衛生研究所メールマガジン かわら版@iph

 −第20号− 2005年04月27日発行


特別養護老人ホームから腰痛に関する相談!

ある特別養護老人ホームからこの数ヶ月の間に職員2名が腰痛のため休業や退職したが、どうすればいいか相談がありました。

 相談に応じて当所職員が施設を訪問し、施設の実情を伺ったところ、その2名のほかにも、多くの介護職員が程度の差はあれ腰痛を抱えていることがわかりました。そこで、腰痛リスクの高い介護労働の特性*について説明し、腰痛予防のための保護具*の着用など、腰痛対策の指導を行いました。今後も継続的に健康相談や調査を行うことにしています。 

(生活衛生課 冨岡、熊谷)

*介護労働の特性:

 要介護者の移乗・食事・排泄・入浴などの介護では、抱く、抱える、運ぶなどの動作や、前屈みのような不自然な姿勢など、腰部に負担のかかる動作や姿勢があり、これらは腰痛などの筋骨格系の疾患のリスクとなります。


*保護具:

 厚生労働省は、介護作業などの腰部負担の大きい作業では、腰部保護ベルトの使用を勧告しています。腰部保護ベルトは、腹圧を高め上半身の負荷を腹部→骨盤→下肢に逃がすことにより腰部負担を軽減し、重量物取扱い・中腰等の不良姿勢の腰痛を予防しようとするものです。



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