大阪府立公衆衛生研究所メールマガジン かわら版@iph

 −第28号− 2005年12月27日発行


アレルギー食品検査を開始して1年

   2002年4月から、アレルギー物質を含む食品の表示が義務付けられました。公衛研食品化学課でも昨年度より、表示義務のある「特定原材料」(卵、乳、小麦、そば、落花生の5品目)を対象とした検査をおこなっています。その結果を簡単に報告します。

 昨年度は卵、小麦、そばの3品目を対象に検査をおこないました。全19検体のうち、18検体で陰性(測定対象タンパク質を検出せず)、1検体で陽性(卵を検出)の結果となりました。陰性18検体では原材料に測定対象品目の表示がなく、また、陽性1検体では原材料に卵の表示がありました。表示と検査結果に矛盾はなく、すべての検体で表示が適切になされていました。

 今年度は卵、乳、小麦、そばの4品目を対象に検査をおこないました。全30検体のうち、28検体で陰性、2検体で陽性(小麦を検出)の結果となりました。陰性28検体では原材料に測定対象品目の表示がなく、表示が適切になされていました。一方、陽性2検体には原材料に小麦の表示がありませんでした。製造元を調査した結果、当該施設では同一ラインで小麦粉を含む製品も製造していました。そこで保健所は、当該製品に「この製品は小麦粉を使った製品と同一のラインで製造しています」などの注意喚起表示をおこなうよう指導するとともに、製造ラインの管理を徹底するよう指導をおこないました。

 アレルギー物質を含む食品の表示が義務付けられてから4年近くが経ちますが、全国的には現在でも表示の不適切な製品が見つかっています。公衛研食品化学課では引き続き食品中の「特定原材料」を検査していく予定です。

(食品化学課 吉光)


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