大阪府立公衆衛生研究所メールマガジン かわら版@iph

 −第6号− 2004年02月27日発行


ノロウイルス食中毒

 今年2月に入って寝屋川市、泉佐野市、守口市で続けてノロウイルスによる食中毒が発生しています。第4号でお知らせした記事の一部を再掲します。

 酢ガキのおいしい季節になりました、しかし、この時期に合わせて流行するのがノロウイルスというウイルスによる胃腸炎で、大阪府の冬場の食中毒発生件数でトップの座を占めています。

 このウイルスは、ヒトの体内でしか増えませんが、便とともに排泄されたウイルスが、河川から海に入り、カキなどの二枚貝に蓄積されます。それを生で食べることにより、倦怠感、腹痛、嘔吐、下痢などの症状の食中毒を起こします。また、少量のウイルスでも感染するので、ウイルスを保有するヒトから健康なヒトへ伝染する感染症の原因にもなるウイルスです。

 ノロウイルスは、培養することも実験動物に感染させる事もできません。そこで、検出は、RT-PCR法という遺伝子を増幅させる方法で行っています。

 酢ガキは美味しいのですが、感染の可能性は捨てきれませんので、カキ鍋やカキフライ等、加熱して食べることをお勧めします。

(細菌課 依田)


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