大阪府立公衆衛生研究所メールマガジン かわら版@iph

 −第9号− 2004年04月531日発行


続・風しん -国内では-!

 大阪府内の風しん患者数は21週(5/17-23)で定点あたり0.03と、先月お知らせした状況と大きな変化はありません。

 先天性風しん症候群(CRS)の患者が第15週に岡山県から報告され、本年は既に3例となりました。全国の小児科定点医療機関から報告される風しんの患者数も本年は増加が認められており、第17週までの累積報告数は1,899人〔昨年1年間の累積報告数は2,795人(暫定値)〕です。

 今回報告された症例では、母親は中学生の時に予防接種を受けているにもかかわらず、CRSが発生しました。風しんワクチン接種により95%以上の人が抗体を獲得しますが、抗体ができない場合もまれにあります。また一旦抗体ができても接種後年数が経過し血清抗体価が低下すると、風しんの患者と接触があった場合、感染することもあります。この感染が妊婦におこった場合、症状のあるなしにかかわらずCRSの児が出生する可能性があります。そのため、CRSの発生を防止するためには、社会全体で風しんの流行そのものを抑制することが必要です。定期接種の対象者だけでなく、男女ともに免疫のない人は任意接種を受けることをお勧めします。また女性の方は、妊娠中のワクチン接種はできず、接種後2ヶ月間は避妊が必要ですのでご注意下さい。

(ウイルス課 宮川)


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