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平成17年度 調査研究概要 食品医薬品部 薬事指導課

薬事指導課の「平成17年度に実施する調査研究」を簡潔・平易にまとめてあります。

生薬の残留農薬による汚染の実態に関する研究

(薬事指導課 梶村計志 他2名)

生薬に残留する農薬の実態に関しては、現在でも不明な部分が数多く残されている。我が国最大の生薬取引市場である道修町をかかえる大阪府においても生薬の品質に関する課題は重要である。本研究では、生薬中に残留する農薬の実態を明らかにし、府民の健康を守るための一助とするとともに、薬事監視行政の基礎資料とすることを目的とする。

生薬・漢方製剤の品質評価に関する研究 -サイコサポニンの分析法の開発-

(薬事指導課 山崎勝弘)

サイコは重要な生薬の一つで、現在、日本薬局方に定量法の収載が検討されている。それとともに製薬メーカーでは、今後、品質管理上、サイコを配合する漢方製剤中のこれら成分定量法の設定検討が必要となるものと思われる。そこで、漢方製剤中のサイコサポニン類の定量法を検討する。とくに、固相抽出法を用いた試料のクリーンアップ法を検討する。

健康食品に添加された医薬品成分(乾燥甲状腺)の迅速分析法の開発

(薬事指導課 田上貴臣 他2名)

医薬品成分である乾燥甲状腺は、繰り返しダイエット用健康食品に添加されてきた歴史があるが、検査に高額な機器と多くの時間を必要とする。本研究では、乾燥甲状腺の簡便、迅速、安価な検査法の開発に取り組む。これにより、市場に流通している多数の健康食品を検査し、有害な健康食品による健康被害を未然に防ぐことが可能になると考えられる。

製剤及び生体試料中の薬物の迅速定量法に関する研究
  -アセトアミノフェン他3成分について-

(薬事指導課 岡村俊男)

日本中毒学会の「分析のあり方検討委委員会」が掲げた分析が有用とされる中毒起因物質15品目について、健康被害の拡大防止を図るため、一刻でも速く中毒原因物質に関する情報を提供できるように、迅速定量法を開発する。

ラット好塩基球白血病細胞(RBL-2H3細胞)を用いた生薬の抗アレルギー作用と
  有効成分の検討 -日本薬局方生薬ビンロウジにおける検討-

(薬事指導課 片岡正博)

現代病とされるアトピー性皮膚炎や花粉症等のアレルギー性疾患に対する社会的関心が高く、これらの疾患に対する予防や健康指向の高まりから、副作用が少ないと考えられている生薬が注目されている。即時型アレルギーの反応機構を備えたラット好塩基球白血病細胞を用いて、日本薬局方生薬中の抗アレルギー作用のある有効成分の単離精製を行う。

編集:企画総務部 企画調整課