大阪湾の二枚貝は麻痺性貝毒により毒化しています(4)
(平成20515日現在)

512日、大阪湾で採取された天然アサリ、トリガイ等の二枚貝について行政依頼により当所で検査した結果、表1に示すとおり、トリガイとアサリから規制値を超える麻痺性貝毒が検出されました。アカガイは前回に引き続き規制値以下となりました。

本中毒防止のため、国は4MUを超える貝類の出荷・流通を禁じています。 (1MUとは体重20gのマウスを15分で死亡させる毒量)。                    


               1. 天然二枚貝の毒性検査結果

検体名

麻痺性貝毒検査結果
(今回512日の調査)

麻痺性貝毒検査結果
  (556) *

アカガイ

1.1 MU/g

2.7 MU/g

トリガイ

4.2 MU/g

12 MU/g

アサリ (二色浜)

2.8  MU/g

4.4 MU/g

アサリ(長松海岸)

4.2 MU/g

8.9 MU/g

 

 

 

                  

  *:アカガイ、トリガイは56日、アサリは55日に採取。

当所では大阪湾のアサリ以外の貝類についても独自に採取し、貝毒調査を実施しています。今期の調査結果(515日現在)は図に示したとおりです。                                                              

 

 

 大阪湾の貝類の毒化は減少傾向にあると考えられますが、潮干狩り等で採取される二枚貝、巻貝から規制値を超える麻痺性貝毒が検出されていますので、採取・摂食しないよう注意してください。

 例)クチバガイ(512日、男里川河口にて採取)から66 MU/gの麻痺性貝毒を検出

クチバガイの画像

参考:河口干潟に生息する二枚貝で、アサリを掘っているときに、よく見かける。大きさは23.5cm前後。殻はやや丸みを帯びた三角形で、やや淡い茶色の殻皮をかぶっています。上部は白く剥げ落ちたように見える。