コンテンツにジャンプメニューにジャンプ
大阪府感染症情報センター

トップページ > カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症

カルバペネム耐性腸内細菌目細菌感染症

カルバペネム耐性腸内細菌目細菌(CRE)感染症は、カルバペネム系抗菌薬および広域β-ラクタム系抗菌薬に対して耐性を示す大腸菌や肺炎桿菌などの腸内細菌科細菌による感染症の総称である。広域β-ラクタム系抗菌薬以外に、他の抗菌薬にも耐性であることが多く、カルバペネム耐性遺伝子がプラスミドの伝達により複数の菌種に拡散していくことから、臨床的、疫学的に重要な薬剤耐性菌である。米国では、この10年間にCREの菌種全般の検出数は4倍に増加しており、国際的にも発生動向が注視されている。