「大阪・関西万博感染症情報解析センターについて」
大阪健康安全基盤研究所公衆衛生部
大阪・関西万博感染症情報解析センター長
本村和嗣
2025日本国際博覧会(大阪・関西万博、以下、万博とする)は、国内外から同時期、同じ目的で特定の場所・地域に多くの者が集まる「国際的マスギャザリングイベント」です。開催期間は、2025年4月13日から10月13日までの、計184日間で、長期間の開催となるイベントです。参加国は、160か国・地域であり、来場者総数は約 2,820 万人(そのうち、訪日外国人の来場者は約 350 万人)が見込まれています。
2025年1月14日、万博会場などで発生した感染症の情報を収集、解析する「大阪・関西万博感染症情報解析センター」が大阪健康安全基盤研究所に設置され、運用を開始しています。
開催期間が春から秋にかけて、約半年間になるというイベントの特徴を踏まえ、万博(来場者、スタッフ)に関連した集団発生、国外からの持ち込み、大規模事例かつ重症度の高い疾患について、リスク評価を行い、早期探知を目的に、強化サーベイランスを実施いたします。
私達は、得られた情報を正しく解析し、信頼性の高い情報を伝えられるよう努めていきたいと思います。