大阪府内でエムポックスの患者報告が続いています
更新日:2026年10月15日
大阪府内のエムポックス発生状況
大阪府内では2023年に初めて患者が報告され、同年には22例の報告がありました。2026年は第37週以降、4週連続で患者報告が続いており、第41週(~2026年10月11日)までに累計8例が報告されています。全国でも2026年に患者の報告が続いており、第40週時点で累計137例が報告されています。大阪府における週別エムポックス累積患者報告数の推移(2026年)

大阪府および全国における年別エムポックス報告数の推移

エムポックスとは
エムポックスはエムポックスウイルスの感染による急性発疹性疾患です。感染している人や動物の発疹やかさぶた、体液などに直接触れることや、性的接触を含む密接な接触、感染している人が使用した寝具などを介して感染することがあります。また、近距離で長時間、対面で飛沫にさらされることでも感染する可能性があります。
感染してから症状があらわれるまでの期間(潜伏期間)は通常6~13日間(最大5~21日)とされています。
発熱、倦怠感、頭痛、筋肉痛、リンパ節の腫れ、水ぶくれを伴う発疹などが主な症状です。発疹は顔や手足だけでなく、口の中、性器、肛門周囲などに現れることもあります。なお、発熱などの全身症状がなく、限られた部位の発疹だけが現れる場合もあります。
多くの場合、2~4週間ほど症状が続いた後自然に回復しますが、小児、妊婦、免疫機能が低下している人などは重症化することがあるため注意が必要です。
治療は基本的に症状に応じた支持療法が中心です。国内では抗ウイルス薬のテコビリマットが薬事承認されており、特定臨床研究の枠組みで投与できる体制が整備されています。
予防対策
- エムポックスウイルスに感染している人や感染が疑われる人との、皮膚・発疹への接触や性的接触など、密接な接触を避けましょう。
- 自分や相手に発疹などの気になる症状がある場合は、性的接触を控え、早めに医療機関に相談しましょう。
- 感染している人と寝具・タオル・衣類などを共用しないようにしましょう。手洗いなどの手指衛生も大切です。
- エムポックスの感染リスクのある国・地域(主に中央アフリカ、西アフリカ地域)へ渡航される際は、野生動物、特にげっ歯類との接触や、加熱が不十分な動物の肉を食べることを避けましょう。
参考情報
エムポックスについてについて詳しくお知りになりたい方は、下記ホームページをご参照ください。
https://www.pref.osaka.lg.jp/o100180/izumihoken/soudan/m_pox.html
〇大阪市「エムポックスについて」
https://www.city.osaka.lg.jp/kenko/page/0000629229.html
〇厚生労働省「エムポックス」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou19/monkeypox_00001.html
〇厚生労働省「エムポックスに関するQ&A」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/monkeypox_qa.html
〇国立健康危機管理研究機構「エムポックス」
https://id-info.jihs.go.jp/infectious-diseases/mpox/index.html
〇国立健康危機管理研究機構「複数国で報告されているエムポックスQ&A(第3版)」
https://id-info.jihs.go.jp/surveillance/idss/target-diseases/mpox/20260430/index.html
〇国際感染症センター「エムポックス(Mpox)」
https://dcc-irs.jihs.go.jp/material/awareness/monkeypox.html
〇国際感染症センター「エムポックス 診療の手引き 第4.0版」
https://dcc-irs.jihs.go.jp/topics/mpox/
