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大阪府感染症情報センター

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平成28年 第51週のトピックス( 12月 19日〜 12月 25日)

感染性胃腸炎 ピーク越えか

 第51週は前週比20.5%減の4,646例の報告があった。祝日による診療実日数の減少を考慮する必要がある。報告の第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、RSウイルス感染症、流行性耳下腺炎、咽頭結膜熱の順である。上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ、16.2、2.1、1.2、1.2、0.7であった。
 感染性胃腸炎は前週比24%減の3,256例で、南河内26.2、中河内22.6、北河内20.6と4週連続で警報開始基準値20を超えている。しかし、大阪市西部を除き、10ブロックで減少し、祝日による診療実日数の減少を考慮しても、ピークを越えた可能性がある。
 A群溶血性レンサ球菌咽頭炎は17%減の414例、RSウイルス感染症は7%減の251例、流行性耳下腺炎は24%減の239例の報告があった。
 インフルエンザは77%増の1,532例で、定点あたり5.0である。大阪市西部11.4、大阪市北部7.7、北河内6.8、大阪市東部6.7である。51週において初めて、大阪府内の全11ブロックで増加し、今後の発生動向に注意が必要である。
 麻しん、風しんの報告はなかった。



グラフ1



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