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大阪府感染症情報センター

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麻しん

麻しん(はしか)は麻しんウイルスによって引き起こされる発熱を伴う発しん性疾患で、感染すると高熱と結膜炎などの症状と、全身性の発しんが出現する。潜伏期間は1-2週間である。強い感染力(1人の患者が1218人に感染伝播)のため、麻しん発生時には早期の診断と感染拡大に対する措置が重要となる。20153月、日本は麻しん排除国に認定されている。しかし、現在でもアジア、アフリカやヨーロッパ諸国で麻しん流行している。症状(発熱、せき、鼻水、眼球結膜の充血、発しん等)があり、1)1か月以内に麻しん患者と接触していた場合、2)麻しん流行国(主にアジア及びアフリカ諸国)に最近の旅行歴がある場合、麻しんを疑い、感染拡大を防止するため、医療機関を早期に受診する。受診に際し、医療機関に事前連絡し、麻しん疑いを伝え、指示に従うことが重要である。麻しんはワクチン(1歳以上で2回)で予防可能な感染症であり、接種の徹底が予防や感染拡大の防止に重要である。