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大阪府感染症情報センター

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梅毒(妊娠・出産例と先天梅毒の報告状況)

更新日:2022年7月8日

大阪府内で報告された梅毒届出症例における妊娠・出産例と先天梅毒の報告状況
(2017年~2021年)

2022年4月15日時点のデータに基づく

今回の報告における用語の定義を以下に記載する

  • 先天梅毒例:2017年~2021年に報告された梅毒症例のうち、病型が先天梅毒と記載されている16症例、および病型が無症状病原体保有者と記載されている診断時の年月齢が0歳0か月であった1症例を対象とした
  • 妊娠・出産例:届出様式に妊娠の有無の記載が追加された(健感発1018第2号,平成30年10月18日)2019年1月1日以降に報告された梅毒症例のうち、妊娠の記載のある症例、または出産時に梅毒が判明した記載のあるものを対象とした

大阪府内の梅毒症例の年間届出数は2018年に過去最高の1,188例を記録し、それ以降2021年まで届出数は減少傾向で推移している(図1)。一方、妊娠・出産例は2019年が31例、2020年が37例、2021年が41例と増加傾向で推移している(図2)。妊娠・出産例のうち届出時に届出項目の性風俗産業の従事歴(直近6か月以内)に「あり」と記載のあった症例は2019年から2021年までそれぞれ1例(3%)、4例(11%)、10例(24%)と数および割合が増加傾向となっている(表)。2017年から2021年いずれの年も先天梅毒例が報告されており、その数は、年間1例から5例で推移している(図2)。

2019年から2021年にかけて大阪府内梅毒症例届出数が減少している一方、妊娠・出産例は増加していること、また、妊娠・出産例における性風俗産業従事歴ありの割合が増加傾向になっていることから、以下のことが重要であると考えられた。

  1. 妊娠の可能性のある者のうち感染リスクがある者への積極的な検査実施と啓発
  2. 妊娠中、または、妊娠の可能性のある者のパートナーに対する必要に応じた積極的な検査実施と啓発
  3. 性風俗産業に従事している者、または、性風俗産業に従事歴のある者の積極的な検査実施と啓発

図1大阪府内における梅毒症例届出状況
congenital fig1


図2大阪府内における妊娠・出産例および先天梅毒例および性別毎の梅毒症例届出状況
congenital fig2

(2017年および2018年の妊娠・出産例数は届出備考欄に妊娠の記載、または、出産時に判明の記載のあるものを参考として記載している)


congenitaltable
2019年1月1日より、梅毒の届け出様式の変更に伴い、性風俗産業従事歴について記載されるようになった