平成28年 第17週〜第18週のトピックス( 4月25日〜 5月 8日)
インフルエンザ 終息か
第17週と第18週をあわせて報告する。黄金週間による診療実日数・機関の減少を考慮する必要がある。
第17週は前週比4.7%減の2,596例の報告があった。第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、流行性耳下腺炎、突発性発しん、咽頭結膜熱の順である。上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ8.2、2.1、0.9、0.5、0.5であった。インフルエンザは56%減の266例で、定点あたり0.9である。
第18週は前週比21%減の2,039例の報告があった。第1位は感染性胃腸炎で以下、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、流行性耳下腺炎、咽頭結膜熱、水痘の順である。上位5疾患の定点あたり報告数はそれぞれ5.4、1.8、1.0、0.5、0.5であった。感染性胃腸炎は前週比34%減の1,075例で、中河内10.9である。流行性耳下腺炎は17%増の204例で、大阪市北部3.1と高い。
インフルエンザは61%減の104例、定点あたり0.3で、大阪市西部1.0を除き10ブロックで1未満となった。
麻しん、風しんの報告はなかった。