手足口病
手足口病はエンテロウイルス感染により、口腔粘膜や手足に水疱状の発疹が出る疾患で夏季に流行します。まれに無菌性髄膜炎や脳炎などを合併することがあります。原因ウイルスは主にエンテロウイルス71(EV71)やコクサッキーウイルスA10型(CA10)、CA16です。
手足口病の原因となるウイルスの感染経路は経口・飛沫・接触感染です。保育所、託児所、幼稚園では玩具のこまめな消毒が望まれます。潜伏期は3~4日です。症状が消失したあと3~4週間の長期にわたり、糞便中にウイルスが排泄されることがあり、感染源となる恐れがありますので注意を要します。
(図)大阪府の手足口病 定点あたり患者数10年間の比較
<関連リンク>
保育所における感染症対策ガイドライン(2012年改訂版、厚生労働省)
「特集手足口病2002~2011年」(病原微生物検出情報)
「2011年の手足口病の臨床像(CA6)」(大阪府公衆衛生研究所))
「手足口病に関するQ&A」(2013年、厚生労働省)
ブロック別年齢別発生状況
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