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大阪府感染症情報センター

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伝染性紅斑(リンゴ病)が流行しています。 ご注意を!

更新日:2025年6月12日

  伝染性紅斑(リンゴ病)はヒトパルボウイルスB19の感染により起こります。4、5年に1度流行するといわれていますが、2023年、2024年は流行がありませんでした。大阪府では第23週(6月2日~8日)において、定点あたり患者報告数は2.14となり、警報基準の目安である2を超え、現在の集計方法となった1999年以降、最高の値となっています。7ブロックで、警報基準の目安である2を超えています。ブロック別では、豊能3.55、中河内3.00、南河内2.44、三島・堺市2.29、大阪市東部2.25、北河内2.09となっています。
  伝染性紅斑(リンゴ病)は、夏に流行のピークをむかえます。7日前後の潜伏期間ののち、発熱、倦怠感、筋肉痛が出現し、その約7日後にしばしば痒みを伴う特徴的な発疹(りんごのような頬の紅斑)や関節痛が4日から5日出現し回復します。発疹が出てきた時期には感染力はありませんので、園児や学童を出席停止させることは意味がありません。しかし、感染した既往のない妊婦さんが感染すると胎児に感染し、胎児水腫、子宮内胎児発育遅延、胎児死亡が起こることがあります。妊娠あるいは妊娠の可能性がある方は、発熱などの初期症状のある方との接触をできる限り避けるといった注意が必要です。

 

伝染性紅斑に関する詳しい情報は以下をご覧ください。

大阪府感染症情報センター「伝染性紅斑の発生状況」

大阪健康安全基盤研究所 伝染性紅斑(リンゴ病)ってなーに?~子供だけじゃない!妊娠中の女性は特に注意を~

大阪府「伝染性紅斑(リンゴ病)について」

国立健康危機管理研究機構

「伝染性紅斑」

「IDWR 2019年第14号<注目すべき感染症>伝染性紅斑(ヒトパルボウイルスB19感染症)」