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麻しん情報


 はじめに
 麻しん(麻しん、はしか)は麻しんウイルスによって引き起こされる発疹性疾患で、感染すると高熱と結膜炎などの症状と、全身性の発疹がみられます。ワクチンが感染防止に効果的です。強い感染力を持つために、麻しん発生時には早期の診断と感染拡大に対する措置が重要となります。2008年以降、行政・医療機関・教育機関の連携した積極的な取り組みが行われており、国内の土着の麻しんウイルスによる患者の発生は、2010年以降報告されていません。現在国内で発生する麻しん症例は、海外で麻しんウイルスに感染し、日本で発症した症例(いわゆる輸入事例)に関連するものがほとんどです。

 <目次〜麻しんウイルスについての情報と流行状況について〜>

  1. 今月のトピックス
  2. 気になるニュース
  3. 大阪府における麻しんの発生状況
  4. 麻しんに関連するリンク集

 ※以下に表示する図や数値は、今後の調査結果に応じて、数値に若干の変更が生じることがあります。

1.今月のトピックス

 2014年1年間の麻しんの患者は全国で463例、大阪府内では45例報告されました。しかし2015年は大きく報告数が減少し、14週現在、全国で9例報告されているのみです。大阪府内では2015年に入って麻しん患者の報告はありません。



2.気になるニュース

 日本国内からの麻しん排除を目標に、2006年4月からMRワクチンの2回接種を開始、2008年からは麻しん症例の全数把握を開始、2014年からは麻しん遺伝子型情報の収集など、サーベイランスの強化を行ってきました。その結果、「適切なサーベイランス制度の下で、土着株*による麻しんの感染が3年間確認されないこと、又は遺伝子解析によりそれが示唆されること」という麻しん排除基準を満たした事が認められ、2015年3月27日に、日本が属するWHO 西太平洋地域(WPRO)事務局において、日本が麻疹排除状態にあることが認定されました。
*ウイルスの遺伝子型や疫学情報から、国内での感染が1年以上継続していることが明らかな麻疹ウイルス株

<関連リンク>
  感染症発生動向調査(IDWR)麻しん第14週速報(国立感染症研究所)
  日本が麻しんの排除状態にあることが認定されました(厚生労働省Press Release)
  Brunei Darussalam, Cambodia, Japan verified as achieving measles elimination (WHO Western Pacific Region Office (WPRO))



3.大阪府における麻しんの届出状況と過去の推移

 ◆大阪府における今年の麻しんの届出状況〜感染症発生動向調査より〜
 2008年から麻しんは全数把握疾患となりました。麻しん患者届出数は2008年以降、毎年減少していましたが、2014年はフィリピンでの麻疹流行を受けて、大阪府内でもフィリピンからの輸入麻疹事例とそれに伴う二次感染により、患者数が増加しました。現在フィリピンでの流行は終息しており、府内でも2015年14週現在、患者は発生していません。
 2015年3月にWHOにより日本国内からの麻しん排除が認定されました。しかし、日本と近隣の西太平洋地域(WPRO)諸国の中には、未だ麻しんの流行地域も存在します。流行地域への海外渡航の際には、これまでにワクチン接種歴がない方・抗体を持たない方は、MRワクチン(麻しん風しん混合生ワクチン)の接種をお勧めします。また、今後も国内の麻疹排除状態を維持するために、MRワクチンの定期接種を引き続き確実に行い、ひとりひとりが予防に対する意識を持ち続けることが重要です。





4.関連リンク集

<関連リンク>
  「麻しんについての日本国内での最新の報道を検索」
  「麻しん排除に向けて」(国立感染症研究所 感染症情報センター)
  「麻しんQ&A」(国立感染症研究所)
  「感染症発生動向調査 報告週対応表」(国立感染症研究所 感染症情報センター)
  「感染症の話(麻しん)」(国立感染症研究所)
  「麻しん対策・ガイドライン」(国立感染症研究所)
  「麻しん情報 平成25年1月」(大阪府立公衆衛生研究所)